●エアーフロア
1,本体を膨らませてからエアーフロアを船内に設置する
2,適正値(500mb)まで膨らませて完成
●ウッドロール
1,本体を膨らませる
2,船首側用の合板を1枚設置して完成
●エアーフロア
1,エアーフロアの空気を抜く
2,本体から取り外す
3,真水で洗浄する
4,乾燥させる
5,畳んで収納
●ウッドロール
1,本体を真水で洗浄する
2,乾燥させる
3,畳んで収納
同じ形状のボートの場合、エアーフロアの方が少し軽量になります。
例:全長300cmクラスのボートの場合(付属品含む)
●エアーフロア:約33kg
●ウッドロール:約35kg
●走行性能について
2馬力エンジンでの走行時、どちらのタイプも船底のたわみも殆どなく、快適に走行できるほど安定しています。
乗り比べた感覚では、速度も走破性も変わりません。
●静止時の安定性(実釣時)
1枚板のように堅くなるエアーフロアと比べ、ウッドロールの合板と合板の間は「底布」だけのため、この部分を踏むと「ふわふわ」していますが、スタンディングボードなどの板やスノコを設置すれば、ハードボトムのように安定します。
●エアーフロア
メリット:エアーフロアも空気室のため、1気室増えることで安全性が向上しています。
デメリット
1,準備・片付けの手順が増えます。
2,傷によるパンクの心配があります。
3,製造方法が熱溶接ではなく「ボンド接着」のため、経年劣化により最終的にバーストします。(比較的形状がシンプルなため、殆どの場合、修理可能です)
4,価格が高い
●ウッドロール
メリット
1,準備・片付けがとにかく手軽で素早く行えます。
2,穴あきによるパンク、経年劣化によるバーストの心配がありません。
3,価格が安い
デメリット:少し重量が増します。
走行性能や安定性で大差がありませんので、
船底の仕様については、あくまでもお好みで選択いただければと思いますが、ひとつの判断基準としては、
走行性能や安定性で大差がありませんので、準備から片付けまでトータルで考えると、より手軽な「ウッドロール」が使い勝手が良いかと思います。
ただし、ウッドロールに規格には制限があります。
1,ワイドボディーには対応していません。(横幅に制限が発生します)
2,2馬力以上の船外機には対応していません。
以上の理由から、
手軽さで選ぶなら「ウッドロール」、
2馬力以上の船体や、横幅の広いタイプは「エアーフロア」、
との選択がベストかと思います。