最強エアーフロア「スーパーハード!」

浮かべてから最も傷がつきやすい部分は、実は足場であるエアーフロアです。エアーフロアとは本体と同じように空気を入れて堅くなる性質があります。

その構造は、上面と底面内部を無数の繊維でつないでいます。空気を入れると、その繊維同士が引っ張り合って平面を形成します。

ですので、フロア内部の圧力が高いほど堅くなります。

もう一つの特徴は、一般的な底板式と比べ、空気を抜けばコンパクトに畳めますので、船体への設置・取り外しも簡単にできる優れた構造です。

(底板式は、使用後の水洗いの際、本体チューブの空気をある程度抜かないと、取り外しできないので、底板を抜いた後、再び本体の空気を入れてから洗浄、乾燥させなければいけませんが、エアーフロアの場合、本体はそのままでフロア自体の空気を抜くだけで簡単に取り外せますので、再び空気を入れる手間が発生しません)

ゴムボートの場合、船底は堅くなるほど、抵抗が減少するので走行性能が向上します。また、足場の安定性が増しますので、「釣りやすく」なります。

バイソンウェーブで採用しているオリジナルフロアである「スーパーハード」エアーフロアは、一般的なフロアと比べ、格段に「傷に強く」「堅く」なります。

その理由は、「空気圧」、「生地厚」、「生地内部の基布」にあります。

それぞれ比較した場合、

 

 一般的なフロア 

最大圧力:500mb

生地の厚み:0.9mm

生地内部の基布:500デニール(550デシックス)ポリエステル製

 

 スーパーハードフロア 

最大圧力:1000mb

生地の厚み:1.2mm

生地内部の基布:1500デニール(1650デシックス)ポリエステル製

 

簡単に表現すると、「とても傷に強くて、とても堅くなります」傷に関しての重要な点は仮に、穴があいたフロアの場合、底部分がフニャフニャになるので、かなりの抵抗になります。

例え2馬力エンジンでも全開走行はできず、半分以下のスピードでの走行になりますので、沈む心配こそないものの、着岸にとても時間がかかってしまいます。堅さに関しての秘密は、その素材にあります。

サーフボードのように堅くなる、SUP(スタンドアップパドルボード)の素材を元に開発した別注フロアですので、かなりの高圧に耐え、他に類を見ないほど堅くなります。

とても高価な素材なのですが、走行性能と安定性の向上に欠かせない、釣り船には重要なパーツです。